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10" Piesek Dub / Nemur ō Dub - Janka | Newdubhall (Jp) NDH-006
¥2,100
アーティスト: Janka タイトル: Piesek Dub / Nemur ō Dub レーベル: Newdubhall (Jp) フォーマット: 10Inch 品番: NDH-006 * Babe Roots、Deadbeat、Elementなど国内外のレフトフィールドなモダン・エレクトロニック・ダブのアーティストをリリースする、Undefined主宰のNewdubhall。第6弾は、ポーランドのデュオ、Jankaをフィーチャー。 試聴先はこちらのリンクになります。 https://www.youtube.com/watch?v=FYVjPz9jHVg Jankaはダニエル・シュラインダ(Daniel Szlajnda)とピョートル カリンスキ(Piotr Kaliński)からなるユニット。ダニエルは本名名義で、実験的なアンビエント・テクノ、IDM的な作品を、さらにはDaniel Drumz名義ではビート・ミュージックを、どちらの名義もその拠点となるワルシャワのレーベル〈U Know Me Records〉などからアルバム・サイズの作品を複数リリースしている。そしてピョートルも主にHatti Vatti名義でリリースを重ね、ダブをひとつの起点としつつジャングル、アンビエント、ダウンテンポ、ジャズ、IDMなどジャンルを横断的に表現するアーティストと言えるだろう。まさにポーランドの実力派とも言えるこのふたりのユニットだ。Jankaとしては〈U Know Me Records〉を拠点に、2018年にそのお披露目となるシングル「Krzyżacy EP」を、そして2021年にはアルバム『MIDI Life Crisis』をリリースしている。アルバムでは、ジャングル~ジュークとIDMが絶妙に溶け込んだ冒険心に満ちあふれたリズム・デリバリーでオリジナリティ溢れるモダン・エレクトロニック・ダブ・サウンドを奏でている。本場UKとのパイプも太い、同地ポーランドを代表するダブ・レーベル〈Moonshine Recordings〉のコンピ『Dub meets Techno』にも楽曲を提供、またV.I.V.E.K が運営するロンドンのダブステップ名門〈System Music〉からもアルバム・サイズの作品をリリース予定など、今後、さらなるワールドワイドでの活躍が予見されるプロジェクトでもある。 とそんな彼らのNewdubhallからのリリースとなる10インチ「Piesek Dub / Nemurō Dub」。本作はリズムの先鋭的な冒険心と、そしてフィールド・レコーディングやコラージュなどの音響実験という、まさに彼らのサウンドを凝縮した1枚であり、日本へ、そして世界へとその才覚を知らしめる作品と言えるだろう「Piesek Dub」は、ジャングルの亡霊のようなダブ・ジョーンとも言える楽曲で、痙攣するジャングルをダブ・ミックスによって残像へと変化させることによって、ジューク的なグルーヴも想起させるダブ・サウンド、そして「Nemurō Dub」は、電子変調された子供たちの喧噪と相反するようにフリーキーな電子音が展開する、白昼夢へとトリップするヘヴィーなダーク・ダブ・アンビエントとなっている。実はこれまでにダニエルはアルバムに『こもれび』、ピョートルはフリージャズ・アンビエント・プロジェクト、ヒノデ・テープスと名付けるなど、日本になみなみならぬ関心を寄せていることがうかがえる。本作のリリースもJankaからNewdubhallへのデモのアプローチによって実現したものだという。それ故に本作のリリース、そして時を同じくして行われる来日公演は彼らにとって特別なものとなるのではないだろうか。世界的なベテラン・アーティストから、さらにはローカルな俊英も「サウンド」を価値基準に紹介するレーベル、Newdubhallのある種の確固たる姿勢も示す作品でもある。(河村祐介)
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10" Particular Angle / Blurring Off Into Its Opposite - Element |Newdubhall (Jp) NBH-005
¥2,200
アーティスト:Element タイトル:Particular Angle / Blurring Off Into Its Opposite レーベル:Newdubhall (Jp) フォーマット:10 Inch 品番:NBH-005 * Babe Roots、Deadbeatといった海外のモダン・エレクトロニック・ダブの先鋭たちをリリースしてきたNewdubhall。第五弾となるアナログ・シングル・リリースは、主宰Undefined以外では初となる日本のトラックメイカー、Elementをフィーチャー。 それぞれソロ・アーティストとして海外のサウンドシステム~ダブ・シーンからも評価の高い、Sak-Dub-I、Dub Kazumanとともに、Dub Meeting Osakaの一角を担う、ElementことHiroshi Takakura。また彼はBim One Productionの1TAとともにレーベル〈Riddim Chango〉も主宰している。長らくUKを拠点に活動し、現地のサウンドシステム~ベース・ミュージック・カルチャーを骨の髄までしみこませて帰国、最近では関西から東京へと活動の拠点を移し、ベース・カルチャーを根底に、新旧さまざまなサウンドを横断する、そのDJプレイも話題となっている。また前述のDub KazumanとのNight Scoopsや、またソロとしても、レフトフィールド・ダンスホール・コレクティブ、Duppy Gunをフィーチャーしての、Bokeh VersionsとRiddim Changoのダブルネームの12インチをリリースするなど、ニュールーツからダンスホール、さらにはグライムなどのUKのモダン・ベース・ミュージックのエッセンスがミックスされたオリジナリティあふれる作品をリリースしている。 Newdubhallの5枚目のリリースとなった本作でも、まさに一筋縄にはいかないオリジナリティあふれるトラックを提供している。A面にはギンギンなシンセ・フレーズが空間を切り裂く、スローモーなニュールーツとグライムが正面衝突したような、ヘヴィーウェイトなダブを、そしてB面にはそのヴァージョンとしてドラムを抜き去り、ドローン・ノイズと低音が支配し、空間を圧迫するような重厚かつ強烈なインダストリアルなアンビエント・ダブを披露。まさにレフトフィールドなエレクトロニック・ダブの最前衛がここにある。 by 河村祐介 (レーベル・リリースインフォ)
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10" Things Fall Apart / Adieu Chez Cherie - DeadBeat | Newdubhall (Jp)
¥1,980
SOLD OUT
DeadBeat Things Fall Apart / Adieu Chez Cherie newdubhall (Jp) Ndh-004 10Inch a1. DeadBeat - Things Fall Apart b1. DeadBeat - Adieu Chez Cherie * 日本のエクスペリメンタル・ダブ・レーベル〈newdubhall〉。 Undefined、こだま和文、Babe rootsに続いて4枚目のリリースはカナダ出身のScott Monteithのソロプロジェクトでありミニマルダブ、ダブテクノを発展させてきたパイオニア DeadBeat。 SideA ”Things Fall Apart”ではフリージャズにも通じる世界観を持ったビートレスなダブアンビエントを、side B "Adieu Chez Cherie"では圧倒的クオリティの4つ打ちダブテクノを収録。 両面共に複雑なレイヤー構造の中にシンプルさを感じさせる素晴らしい内容。 ぜひnewdubhallの深遠な世界を体感してください。 ** After releasing Undefined, Kazufumi Kodama and Babe Roots, the 4th release from a Japanese experimental dub label newdubhall welcomes the ever-evolving pioneer of minimal dub and dub techno Deadbeat, a solo project of Scott Monteith hailing from Canada. Side A 'Things Fall Apart' will feature a beatless dub ambient which shares a perspective of free jazz and 'Adieu Chez Cherie,’ an absolute knockdown four on the floor dub techno on the flip side. Though simple, both sides are layered with complexity, let yourself experience the profundity of newdubhall with this masterpiece.
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LP + 7" Defined Riddim - Undefined |Khaliphonic (Us)
¥4,190
SOLD OUT
Undefined Defined Riddim Khaliphonic (Us) KHALIPHONIC15 LP + 7 Inch 東京のダブ・ユニット Undefined による1st アルバム+ 7inch。米ポートランド ZamZam Sounds のサブレーベル Khaliphonic からのリリースで、ゲストMCに、Paul St. Hilaire, Rider Shafique, Ras Dasher をフューチャー。世界限定700枚のアナログ・レコード・オンリー、リプレスなし、デジタルなし。 LP A1 Victims feat. Paul St. Hilaire A2 Array A3 After Effect A4 Second Floor B1 Mango Step B2 Tech In Black B3 Three feat. Rider Shafique B4 Untitled 7” A Into The Light feat. Ras Dasher B Into The Dub "もはや低音もドラムも鳴らなくても良い、しかしそこにルーツ・レゲエのグルーヴがスペースによって存在する" こだま和文との『New Culture Days』のリリースも記憶に新しい、Undefinedの待望のLP『Defined Riddim』がここに到着した。モダン・ダブ・サウンドのカッティング・エッジを7インチで届け続けるUSはポートランドの人気レーベル、ZamZam Sounds、本作はその傘下で10インチやLPなど、7インチにこだわらない、さらにエクスペリメンタルなスタイルをリリースする〈KHALIPHONIC〉からのリリースとなる。ZamZam SoundsとUndefinedと言えば、ブリストルのポッセ、Young Echoのリリシスト、ライダー・シャフィークをフィーチャーした2019年のシングル「Three」をリリースしていたが、本作はすでにそのリリース当時から進められてきた作品だという(「Three」は本LPにも収録)。まさに待望のリリースである。 Undefinedは、それぞれ2000年代に日本で花咲いたレゲエ / ダブ・バンドの流れで活躍してきたプレイヤーたちによる、2010年代の新たなスタイルのユニットで、キーボード / プログラマーのサハラ(元The Heavymanners)とドラマーのオオクマ(Soul Dimension)によるデュオだ。サハラはまた彼らの自主レーベルで、自身の作品の他に、さきのこだま和文とのコラボ・シングルや、同じくモダン・ダブ・サウンドを推し進めるイタリアのBabe Rootsの作品もリリースするレーベル〈Newdubhall〉を運営している。2014年のライヴ活動からスタート、アルバム・サイズの作品は本作がはじめてとなる。 LPには、リズム&サウンドとのコラボで知られる、ミニマル・ダブにおけるルーツ・ヴォーカルのパイオニア、ポール・セント・ヒラーレ、そしてライダー・シャフィークが参加の先行シングル曲が収録される。2人によるセッションは、緊張感とともに彼らの作品に独自の“間”をそこかしこに宿すことに成功している。この“間”、文字通り、サウンドに宿るスペースこそ、彼らが体得したダブの秘密に他ならないのだろう。もはや低音もドラムも鳴らなくても良い、しかしそこにルーツ・レゲエのグルーヴがスペースによって存在する。オーセンティックなバンドによるルーツ・サウンドとも、ニュー・ルーツのヘヴィーなデジタル・サウンドとも、そしてテクノ以降のミニマル・ダブとも違った、新たなスタイルのモダン・ダブの道を宣言したアルバムと言えるだろう。もちろん、ミキシング・エンジニアとしてこの前例のないサウンドを築き上げたBim One Productionのe-muraの手腕も特筆に値するものと言えるだろう。 また本作にはLPとともにボーナス7インチが付属する。ルーツ・レゲエ・シンガー、ラス・ダッシャー参加の楽曲「Into The Light」と、そのダブ・ヴァージョンである。2000年代前半、活動期間そのものは決して長くはないものの、その作品に熱狂的な支持者のいる、この国のルーツ・レゲエ・バンド、カルチベーター、そのヴォーカリストというのが最も知られた活動ではないだろうか、その他にもソロ・客演・プロデュースなどでもルーツ・シーンを中心に活躍したシンガーである。しかし、2021年、本作のリリースを前に彼は残念ながらこの世を去ってしまったのだ。恐らく遺作かそれに近い作品となったが、どこかカルチベイターを彷彿とさせる強力なステッパー・サウンドの楽曲は恐らく、そのファンが最も待ちわびていた作品ではないだろうか。ちなみに本作はこの故ラス・ダッシャー、そしてもうひとりの故人に捧げられている。それはレーベル、ZamZam Soundsの日本での最初期からの紹介者でもあり、Undefinedの良き理解者でもあった下北沢にあったレコード・ショップ、DISC SHOP ZERO店主の故・飯島直樹である。彼が主宰の1人に名を連ねるパーティ〈BS0〉でのライダーとのライヴ企画も含めて、本作に連なる影響元として外せない人物であることは間違いないだろう。 さて、本作は、世界限定700枚のアナログ・レコード・オンリー、リプレスなし、デジタルなしというZamZam Sounds / KHALIPHONICの明確なポリシーの元にリリースされる。日本のダブ・サウンドの新たな夜明けを感じさせる、まさに“定義”の外側の、枠の外側へとむき出しに広がっていく、そんな作品であることは間違いないだろう。 河村祐介 all tracks composed and produced by Undefined. Undefined are Ohkuma on drums and Sahara on all other instruments 'Victims' written by Paul St. Hilaire 'Three' written by Rider Shafique 'Into The Light' written by Ras Dasher all tracks recorded by Taichi at Andy's Studio except for 'Into The Light’ by Che Que at Heavy Sick Zero mixed by E-Mura special support by Jan Hennig aka Kabuki greatest thanks and love to Naoki E-jima from Disc Shop Zero © 2021 under license to ZamZam Sounds